開放感とスケルトン階段
家の中心部分、東西方向にストレートで階段を設置している。直階段は落ちたとき危険だとか、いろいろあるんだけど、南北方向の奥行きが2間半(畳の長手方向2.5枚分)しかないこの家では、スペースを取る廻り階段の設置が非常に難しい。
ただ、安全面の対策として、蹴上げ(1段の段差)をかなり小さくして、緩やかな階段としたので、上がりやすさ、降りやすさは確保できていると思う。
もう一つ、階段は側板(がわいた)と踏み板(ステップ)だけのスケルトン形式としている。これは廊下の圧迫感を無くすためのもので、確かに開放感は確保できている。しかし、高所恐怖症の方には非常に嫌がられる(子供は喜んでくれるんだけど・・・)
階段下のスペースは、蓄熱式暖房機(ちくねつしきだんぼうき)を置くスペースでもあり、ここに暖房機を置くことで家全体に暖気が廻るように考えた。
最近は便利な建材メーカーのプレカット(工場加工)階段がたくさんあって、こういった大工さん手作りの階段は現場サイドからは非常に嫌がられるのだけれど、家の中で『これこそ大工の技だね』と言われる場所が一つは欲しい、せっかく家を建てるんだから、と思ってしまうのは建築屋の性分なのか、ややこしいことが好きなだけなのか・・・
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