スギ板と間接照明

特注した三面鏡の上に間接照明を仕込んだ洗面室。天井・床ともスギを張った洗面室ってとても贅沢だなぁと思いながら設計した覚えがあります。杉材に一度はね返ってから当たる光はとてもやわらかくて、特に女性はとっても綺麗に映ります、きっと(笑)

洗面台はINAXのカウンタータイプ、右手にこれも特注の収納棚を造り付け。一戸建てマイホームに住んだことのない私ですが、我が家を建てるなら洗面所に下着やらタオルやらは収納したい。そこでほとんどの物件がそういう提案になっています。

その方が便利だと思っているんだけど、洗濯が終わった物をウロウロしながら色んなところに片付けないといけないというのは大変かも。


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開放感とスケルトン階段

家の中心部分、東西方向にストレートで階段を設置している。直階段は落ちたとき危険だとか、いろいろあるんだけど、南北方向の奥行きが2間半(畳の長手方向2.5枚分)しかないこの家では、スペースを取る廻り階段の設置が非常に難しい。

ただ、安全面の対策として、蹴上げ(1段の段差)をかなり小さくして、緩やかな階段としたので、上がりやすさ、降りやすさは確保できていると思う。

もう一つ、階段は側板(がわいた)と踏み板(ステップ)だけのスケルトン形式としている。これは廊下の圧迫感を無くすためのもので、確かに開放感は確保できている。しかし、高所恐怖症の方には非常に嫌がられる(子供は喜んでくれるんだけど・・・)

階段下のスペースは、蓄熱式暖房機(ちくねつしきだんぼうき)を置くスペースでもあり、ここに暖房機を置くことで家全体に暖気が廻るように考えた。

最近は便利な建材メーカーのプレカット(工場加工)階段がたくさんあって、こういった大工さん手作りの階段は現場サイドからは非常に嫌がられるのだけれど、家の中で『これこそ大工の技だね』と言われる場所が一つは欲しい、せっかく家を建てるんだから、と思ってしまうのは建築屋の性分なのか、ややこしいことが好きなだけなのか・・・


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縁側+掃き出し窓+濡れ縁

この住宅は最近の住宅の固定概念みたいなものをなるべく無くしたいと考えた。LDKの横に和室、2階には寝室と子供室×2、という定番パターンが悪いというわけではなくて、せっかく広い敷地があるんだから、外と中、中と外の境界を曖昧にしたりとか、間仕切りをアバウトなものにしたりして、色々な可能性を探っている。

写真奥は先ほどの玄関、すぐ右を向くとこのフリースペースとなる。南側は全て掃き出し窓にして、3尺の縁側廊下、外には濡れ縁が繋がっている。右手には引き戸があって、全て閉め切ることで個室にできるようにしてある。が、できるなら何かの教室とか、ギャラリー的な使い方をしてもらいたい、という願いがあるのだが、普通の住宅を望む人にはなかなか理解してもらえないところではある。


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スパイラルダクト

このモデルハウスは地熱住宅のモデルケースとして、それから国産材(高知県の土佐杉)を使った家でもありました。柱は4寸角、通し柱だけは断面欠損を見て5寸角。

個人的に真壁(しんかべ)が好きで、お客さんにはなるべく薦めていたけれど、若い人にはあんまり人気はない・・・別に田舎臭い家が好きなわけではなくて、真壁にすると家が引き締まるというか、きちっとした感じになるのが好きです。

で、写真中央にある鉄のパイプ(スパイラルダクト)は地熱住宅特有の換気システム。床下と小屋裏を結んでいて、空気の上下移動をさせているもの。本当は壁の中に隠すのがほとんどのところを、シンボルとしてわざわざ出してみた。スパイラルの中にVU管が入っているので結露の心配はないのだけど、施工は大変で現場監督にはかなり頑張ってもらった・・・


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